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見るからに気持ち良さそうに膨らんだクッションですよね

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座面のこんもりとした膨らみが、まるで旅館の座布団のようです。

アーテリアでお薦めしているソファは、背中や座面のクッションに『フェザー(水鳥の羽根)』を
たっぷり入れているので、クッションに空気を含ませてあげると、写真のようにこんもりとした
ボリューム感あるクッションになります。

もちろん、使用しているフェザー自体の質の高さが、復元性の高さの前提になっています。
アーテリアのソファに使われているのは、
『ハンガリー産マザーグースのスモールフェザー』です。

比較対象とする量産品のソファに使われているのは、
「中国産ダックのフェザー」です。

・産地(ハンガリー中国)と
・鳥(ガチョウアヒル)と
・羽根(スモールフェザーフェザー)の種類が違います。
フェザー




良質のフェザーを使っていても、同じ場所に長時間腰掛けていると、
クッションの空気が抜けたり、フェザーが片寄ったりしてくるため、
最初にご覧いただいた写真のようなぷっくり感がなくなり、
クッションが潰れた状態になって、カバーにシワも寄ってしまいます ↓
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この状態がいけない訳ではないのですが、
見た目の問題と、より理想的な座り心地を得るためには、
クッションのメンテナンスが必要になります。

店頭やこのブログでも、フェザークッションのメンテナンスについてはお伝えしていますが、
今回、さらにグレードアップしたメンテナンスをお伝え致します

決して難しくなったわけではありません。

前回のブログで、メーカーの新人さんを預かっている話をしましたが、
平日は工場勤務をしているYさんは、主に仕上げの担当をしているそうです。

フェザーバックにウレタンを詰めたり、できあがったソファにカバーを被せたり。

そうです クッションを膨らませる専門家だったのです



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今回、Yさんに展示品のソファをメンテナンスしてもらったところ、
普段私たちがしているのとは、大きな違いがひとつありました。

それは、【音】です。

クッションを叩いて、中に空気を含ませ、フェザーを移動させる事により
クッションの膨らみを回復させるのですが、
アーテリアのスタッフがクッションを叩く音は、「ポンポン」という感じ。

Yさんが叩くと、「パン!パン!」と高く響く音がするのです。
手のひらで叩いているのですが、まるでふとん叩きで叩いているかのような
質の違う音がしました。

大きな座面のクッションを叩く時には、足を踏ん張り、大きく手を振りかざします。


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早速、私たちも試してみます。

なかなかYさんのような、良い音が出ませんが、
「端から叩いて、まん中にフェザーを集めるイメージ」というコツを教わると、
だいぶ膨らむようになりました。



そして、もうひとつ。
特に背クッションで起こりがちな “クッションの耳”
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角までフェザーが行き渡っていない状態です

ソファの使用期間が長くなると、クッションの中材(フェザーやウレタン)が動くため、
どうしても角が立ってしまうようになります。

この対処法も、Yさんに実演してもらいました。
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これは、叩くだけでは戻らないので、一度カバーから中材を取り出します。

そして、裸にしたクッションを叩いたり撫でたりして、形をととのえた後、
またカバーに入れるのですが、上の写真くらい思い切り折りたたんでしまった方が
入れやすいそうです。

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こんなにきれいな形になりました
きちんと角までフェザーが行きとどいています。


今までもクッションを叩いたり、カバーを掛け替えたりということはしていましたが、
「もっと膨らむ」 「もっときれいな形になる」 という事を知ることができました。


ユーザーの皆さま、クッションを叩く際は、
「ポンポン」ではなく、「パン!パン!」に

今までは、ちょっと気取って叩いていたアーテリアのスタッフたちでした





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2015.05.21 | メーカー・ブランドのこと | トラックバック(0) | コメント(0) |