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横顔

ショップの実演機に新しく加わったストーブをご紹介します。
ヨツール F3 ブラックペイントです。


従来通りの実演機、ドブレ640CBの隣に並んで、炎の競演をご覧頂こうか!という魂胆です。
そうなんです、世界各国の数あるメーカーの中でも、炎の美しさでは太鼓判の2大ブランドですね。
J&D
今日、初火入れ。慣らし焚きです。
天板から上る煙が見えるでしょうか?最初の数回だけ、耐熱塗料の焼ける臭いと一緒にこんな煙が出るのです。
決して排煙漏れではないですよ

続いてディテールをいくつかご覧下さい。
本体両側面、天板すぐ下にある二箇所のイモネジを外側から六角レンチで緩めると、

イモねじ


簡単に天板が外せます!
メンテナンス性もバッチリですね。
天板下


後方上抜き口元を接続しました。
こうすることで、天板を広く使って煮炊きにも活躍します。
装着


<オマケ>普段見えない部分に、刻印が!
鋳物製品って、こういう箇所を観察すると、精度の良し悪しや品質が分ります。
norway.jpg


クイックベント(一次用給気)です。
ヨツールというと、単純明快なワンレバー操作がお気に入りですが、F3 は、焚き付け時に便利なこの給気ツマミがあります。
炉の下側から一気に新鮮な空気を吸い込んでくれます。
薪に充分に火が廻って温度が上がれば、閉めてしまっても構いません。
クイックベント


あとは、正面右上のレバーで二次燃焼用空気を調整するだけのシンプル操作です。
reba.jpg



そして、アッシュリップ。
ドアの開け閉めの時に灰が落ちるのを受ける役目なので、当然ここは灰で汚れますよね。
だけど、簡単に取り外しが出来るので、燃えている最中でも外して掃いたり拭いたりと、掃除が簡単で安全に行えるのです。
私の使っているF400や、他のクラッシクライン機種にも多く採用されている部分ですが、これがとても便利で
カタログには載ってない事、使ってみないと分りませんね。
アッシュリップ



今回、導入のF3ですが、
発売は1985年です。
すでに30年近くも、デザインを変えずに作られ続けている「ヨツールの傑作機」であり、看板機種なんですね。
パッと見は小柄なボディーなので、「熱量、大丈夫かな?」なんて思わせがちですが、実際に燃やしてみると、その能力の高さに驚きます。
何だかカロリー表示以上に暖かく感じるんですよね…私だけでしょうか?
また、ドア開口部こそ幅45cmに足りませんが、炉内は広がり45cm強の薪もちゃんと入ります!
ここもカタログには載ってません。
3番


調子に乗って、細かい箇所まで説明してしまいましたが、もっと知りたい方はお気軽にお声掛け下さい。
ドブレでもヨツールでも、奥底までご説明致しましょう
店では、初夏ギリギリまで、火を入れて体感して頂いていますので、ぜひ実物とご対面にお越し下さいませ。


<イシムラ>

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2012.03.16 | 火男(ひょっとこ)日誌 | トラックバック(0) | コメント(2) |

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2018.10.27 08:43  | # [ 編集 ]

> はじめまして。だいぶ以前のアップに対するご質問で恐縮です。
> このたび、F3を入手しましてこれからインストールを考えていますが、後の煙突接続にするためにはアダプターが別売だったことと、穴は初期では空いていないことを知りました。これまでも貴ブログを楽しませていただいており、後部接続を前提に考えておりましたため、F3の奥底ではなく裏側の話ながら思い切ってご質問をさせていただいた次第です。

大前様

はじめまして、薪ストーブ担当の石村と申します。
書いたり書かなかったりのブログを読んでいただきありがとうございます。
さてJOTULのF3に後方抜きの煙突を接続されておられるようですね。

その部分は加工が必要でして、少し詳しくご説明が必要かと存じます。
このコメント欄からの操作が不自由なため、もしご希望でしたら以下のアドレスにメールを頂けますでしょうか。

もしくは携帯電話までコール頂ければ直接お話しさせて頂けます。
無料ですので、どうぞご心配なさらずアドバイスをお受け頂ければ幸いです。

石村学
090-4736-2456
mnb80kg@gmail.com

2018.10.27 18:15 URL | アーテリア 石村 #- [ 編集 ]












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