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子供の頃、鶏が立ち退いた後の鳥小屋で、シマ栗鼠(リス)を飼っていました。

クルミやドングリを拾ってきて与えると、小さな小さな手で受け取って大切に抱えていく姿が今でも懐かしく思い出されます。

リスレリーフ


今回、木立に囲まれた築1年の別荘にS様が選ばれたストーブは、
デンマークで150年以上の歴史を持つストーブメーカーM0RSO(モルソー)社の2140CBという機種です。

そう、このストーブの側面に居るんです、栗鼠が
このリスは、少年の頃の私が飼っていたシマ栗鼠より、もっと大きな山リスですね、きっと。
そんな風に解るほど、鋳物のレリーフがすごく精巧で丁寧な仕上がりです。

モルソーのリスや鳩だけでなく、他のメーカーでも本体のレリーフや文様はたくさん登場しますが、
これって、ただのデザインや職人の腕自慢なんかではないんですよ

横1


ストーブの放熱は、炎で温められた本体の鋳物から発する遠赤外線効果です、その熱源の面積を少しでも増やして、より効果を高める工夫が、レリーフや文様の凸凹なのです。
どうせ入れるなら、デザインもしたいという事でしょうか、特に北欧のストーブには、自然に関する具象のデザインが多いです。
永い間、共に暮らしてきた自然へのリスペクトの精神が伝わってくるようで、工業製品なのだけど、温かで柔らかい気持ちにさせてくれます。


余談ですが、かつての日本の建築や製品にも、現代以上に多種多様の自然のモチーフが刻まれたり、型取られたりしていた気がします。
自然に対する親しみの気持ちや、慈しみの眼差しを、さりげなく日常生活の中のデザインとして取り入れる感性は、日本人のDNAに刻まれた和のココロと通じる部分が多いのではないでしょうか。
正面見下

モデル2140CBは対流式といって、本体の正面と天板からのみ輻射熱が発生し、それ以外は熱くならず、側面、背面、下面は複層の防熱板に覆われ、その部分で意図的に熱を循環させる構造になっています。
ですので、可燃壁からの離隔距離が比較的少なくても設置が可能な機種が多いです。
とはいえ、扉を開けた時に熾き火が落ちる事もあるので、耐火ステージのみは、断熱性の高いしっかりしたモノをしいております。
S様に選んでいただいた素焼きタイルを貼って、製作しました。
gaikan1_20120604135926.jpg

すごく涼しい地域なので、まだまだ梅雨時期に燃やしたいとのご希望があり、試運転と取り扱い説明を済ませました。
焚付け直後30~40分間程、本体が温まるまでは、白い煙も出ます。

フィンランドからの輸入ログハウスだと伺いましたが、大きすぎず、威張らない佇まいが、より快適なリラックスライフを過ごさせてくれそうで良いですね。

これまでは、「冬は寒すぎて夏だけしか来れなかった」S様ですが、
今年は冬が待ち遠しいですね!楽しい時間をお過ごしになられる事を願っています。
工事日には多大なお気遣いも頂き、本当にありがとうございました。

イシムラ
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2012.06.04 | 火男(ひょっとこ)日誌 | トラックバック(0) | コメント(0) |












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