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昨年の晩夏あたりから、バタバタが止まず、施工例もアップ出来ずにいました。

今回は、年末にヨツールF3を納めさせて頂いたA様邸を、ご紹介します。

knkF3-1.jpg
耐熱壁の白色と、
炉台の灰色、
ストーブの黒…
モノトーンの色合いと、床に敷いたのギャッベの柔らかなグリーン。
この色と質感の組み合わせ、大好きです。
素朴でいて、品があって、すごくおしゃれですね!
knksoto-top.jpg
おしゃれといえば、実はこの屋根上の納まり…
ツウ好みというか、分かる人にしか分からないけど、すごくおしゃれなのです。
煙突開口部のフタ=チムニーカバーと呼ぶ部材が、屋根の勾配と同じ角度での特注製作カバーです。
和瓦の美しさを邪魔しない見た目、そこに加えて雨仕舞の機能を追及した結果に生み出された形です。
knksoto_20130131181338.jpg
また、台形型のトップもあまり見かけないと思いますが、これが、ヨツールパイプシステムの特徴的なトップです。
最近のトップにはオフシーズン中に小鳥が潜り込んだりするのを防ぐため、防鳥網というのが付いていたりしますが、そうなると網に煤が目詰りし易い。
だからこの最新のトップは、網ではなくて、防鳥スリットの構造になっています。
この仕組み、特許申請済みの部材なんです。

私は、この一見して判らない煙突絡みの箇所にこそ、
薪ストーブ店それぞれのこだわりや、創意工夫があるべきだと信じています。
knkF3-3.jpg
knkF3-2.jpg
A様邸の家作りコンセプトは、「小さくも広い本物の家」だそうです。
無駄を省いて、本質を追求した結果、そこに宿った「用の美」は、やっぱり素敵です。
選んで頂いた機種ヨツールF3も、コンパクトなサイズのストーブですが、
30年近くも生産され続けているこのロングセラーを目の前にすると、まさに私は「用の美」を感じます。

そう、これも、「小さくも暖かい本物のストーブ」だと思います。
knkF3-siunten.jpg
その証拠というか… 見てください。
大人の男3人が身じろぎもせず、炎に釘付けです(笑)

賑やかで、晴々しい気持ちの試運転でした。
A様 ありがとうございました。健やかに楽しい冬をお過ごし下さい!

石村まなぶ
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2013.02.01 | 火男(ひょっとこ)日誌 | トラックバック(0) | コメント(0) |












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