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お預かりものと言ったら失礼ですね。

『お預かりびと』

先週末より約1週間、取引先メーカーの新人さんをアーテリアで預かることになりました。

新人とは言え他社の方に、私たちの普段の様子を見てもらうというのは、
なかなか緊張するものです

しかも、全くの新人さんではなく、すでに入社して1年経っているとのこと。


お聞きすると、今までの勤務形態が面白く、興味を惹かれました!

平日は工場で働き、土日はショップで接客をしているというのです

それだけ聞くと、平日と土日で関係のない仕事をしているように感じますが、
 ・工場での仕事は、「ソファを作る事」。
 ・ショップでの仕事は、「ソファをお客様にお薦めする事」。


そのふたつは密接に関係していて、どちらの仕事をするにしても
それぞれに相乗効果があるはずです。


お客様に良いソファをお薦めすることが仕事である私たち(アーテリアのスタッフ)も、
自分たちが薦めているソファが「どんな所で、どんな材料で、どんな組立て方で…」
作られているのかを知るために、工場へ見学に行かせていただいています。

そこで見聞きした情報を、店頭でお客様にもお伝えします。

アーテリアでのソファの接客の特徴でもありますが、
座り心地を体感していただいたり、張り地を見ていただいたりするだけでなく、
ソファの内部構造をご説明することにより、ソファの耐久性や機能性を
お客様にもご理解いただいています。

ソファは、完成してしまうと、座り心地や耐久性に関わる大事な部分が
隠れて見えなくなってしまう家具です。


そこで、店頭では、工場見学で得た知識や写真などを使って、
その“大事な部分”をお伝えするわけですが、残念ながら、
実際に私たち(店頭に立っているスタッフ)が、ソファを組み立てている訳ではありません。

通常、「作り手」と「売り手」は別の仕事です。
(もちろん、木工作家さんなどが自分で作った作品を自分で売る場合などもありますが)


その、普通は分業とされている仕事を、研修という期間限定であったとしても、
彼女は1年間経験してきたのです

それは、今後、「売り手専門」になるとしても、他の人が経験できない貴重な時間だったと思います。

作り手の想いをお客様に伝えることも、売り手の大切な仕事だとすると、
販売スタッフが製作に携わる経験を持っているというのは、強みになりますね


約1週間の短い期間ではありますが、アーテリアのスタイルで
参考になるところがあれば、ぜひ持って帰っていただきたいです


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2015.05.18 | メーカー・ブランドのこと | トラックバック(0) | コメント(0) |












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